天草市立御所浦白亜紀資料館/福井県立恐竜博物館
ついにティラノサウルスの化石が日本から
熊本県の苓北町(れいほくまち)において、約7400万年前(白亜紀後期)の地層から、大型のティラノサウルス科の下あごの化石が発見されました。
この化石、実は10年前に掘り起こされていたもので、発掘チームの福井県立恐竜博物館で詳しい調査が行なわれていました。
Image: ティラノサウルス科の恐竜のイメージ(天草市立御所浦白亜紀資料館提供、徳川広和さん作画)その結果、化石断面の特徴から、ティラノサウルス科の化石であることが判明。発見された化石のサイズ(左が14cm、右が17cm)から、全長約8〜9mであると推定されています。
日本で見つかっていた恐竜の痕跡
Image: 白亜紀末期のハドロサウルス上科(鳥脚類恐竜)の歯化石国内ではこれまで熊本県の天草市、長崎県の長崎市で同じティラノサウルス科の歯が見つかっていました。
しかし、あごの化石は今回が初めてです。
実物はどこで見られる?
化石の実物は、3月20日にオープンする熊本県天草市の御所浦恐竜の島博物館常設展で展示される予定です。
もしかすると日本からティラノサウルス全身化石が発見されるかも。
世界最古。3億年前の化石化した爬虫類の皮膚が発見される オクラホマ州の鍾乳洞で、約2億8900万年前から2億8600万年前のペルム紀前期のものと思われる爬虫類の皮膚の化石が発見される。 https://www.gizmodo.jp/2024/01/fossilized-reptile-skin-from-300-million-years-ago.htmlSource: 福井県立恐竜博物館, NHK, 福井新聞