『Marigold Fields Forever』後楽園ホール(2024年5月20日)

 20日、マリーゴールドは7・13両国国技館大会の開催を発表した。旗揚げ戦となった後楽園大会の試合終了後にビジョンを使って告知された。

 今大会で旗揚げした女子プロレスの新団体・マリーゴールド。すでに5・26新木場昼夜2大会を皮切りに、6・29仙台大会まで9大会の開催は発表済みだったが、両国大会は団体初のビッグマッチとなる。

 大会終了後の総括で、ロッシー小川代表は「両国はこの勢いで進みたい。今日(の観衆)が1500人だったから、倍集めれば3000人じゃないですか。別に両国もできないことはないと思っています」と前向きにコメント。今大会のオープニングでは、新設されるマリーゴールド・ワールド王座(赤いベルト)、マリーゴールドUN王座(白いベルト)がお披露目されたが、小川代表は「決定戦を両国でやりたいですね」と新王者決定戦の開催を示唆した。トーナメントやリーグ戦ではなく、シングルマッチで新王者を決める形になりそうだ。

【小川代表の話】

▼小川「正式に発表してから2ヵ月ちょっとで今日この日を迎えたんですけど、なんかこのメンバーで何年もやっているような気がしてならないぐらいに、密度の濃い時間を過ごしてきました。今日こうやって旗揚げ戦も札止めになって、全体的に激しい試合が続いたかなと。これがマリーゴールドの試合なのかどうかまだわからないですけど、どっちかというとなんか一番激しい団体になってしまうんじゃないかと。ちょっとそれがあれなんですけど、いろんなタイプの選手がいますので。ジュリアとSareeeもあれだけの試合をして、一騎打ちもね」

――両国でのタイトルマッチというような感じになりそう?

▼小川「可能性はあるんじゃないの。せっかく両国をいきなり発表しましたので。この勢いに乗って、どんどんどんどん進んでいきたいと思います。でも、元アクトレスの選手も初めて見たんですけど、なかなか結構激しいなって。なんか激しさが定義付けられちゃうのもどうなのかなというところはあるんですけど」

――もっといろんなものを見せていきたい?

▼小川「そうですね。激しいものもあっていいんですけど、それに今日は特化しちゃったかなって。まあ、それだけ力が入っていたと思いますよ。旗揚げ戦ですから。選手によっては1ヵ月、1ヵ月半ぶりで久しぶりのリングっていう選手もいましたんでね。みんなそれを強く出したんじゃないですかね」

――ボジラ選手へのお客さんの反応が凄かったが?

▼小川「予想通りです。メーガン(・ベーン)っていたじゃないですか。メーガンに似たタイプかなと思ったんですけど、またメーガンとはちょっと違うなっていう。まあ、20歳なので、末恐ろしいですよ」

――2つのタイトルに関しては王座決定戦をやる? それともリーグ戦やトーナメント戦をやる?

▼小川「両国でやりたいですね」

――それは決定戦?

▼小川「はい。できたら」

――ワンデートーナメント?

▼小川「ワンデーはちょっとやっている時間もないんで。それを前にやって。どうだったんですかね、今日は? なんとも定義付けできないですけどね。どういう団体かっていう。それは次の試合、また次の試合で形ができてくるんじゃないかと思ってます。期待度はあったと思うんで。それは感じました」

――演出もいろんなことをやっていたが、どういうイメージだった?

▼小川「でもまだ、なんか手作りな感じが全体的にしたんで。それをどんどん完成形に近づけていったらいいと思います」

――両国は全タイトルの決定戦をやる?

▼小川「なんとも言えないですね。ベルトがそこまでに間に合うかどうかもわからないし。まあ、2つはやりたいですね。両国はこの勢いで進みたい。今日が1500人だったから、倍集めれば3000人じゃないですか。別に両国もできないことはないと思っています」

――スターダムの時もそうだったが、3000人というのが女子プロレスの1つの目安になりそう?

▼小川「今はそうなってますね。でも、それには時間がかかると思いますけどね。それよりも1個1個の会場を充実させていくことですかね。ビッグマッチをやればいいわけじゃないでしょ。充実した内容でやるってことが大事なんで」

――今日は全て素晴らしい試合だったが、あえて小川さんの中でMVPを選ぶとしたら?

▼小川「うーん、ボジラじゃないですか。でも、青野未来の試合とか実際初めて見たんで。こういう試合をするのかっていうのはわかりましたね。あと、皇希とかは凄い期待されているんで。逆にキャリアはまだないじゃないですか。それをどう克服していくかですよね」