お笑いコンビ「5GAP(ファイブギャップ)」が、6月7日に東京・中野区野方区民ホールで9年ぶりの単独お笑いライブ「5GAP芸歴25周年ライブ 幕開けでござんす」を開催する。このほど取材に応じたクボケンとトモは「25年頑張ってきた分、感謝を伝えるライブにしたい」と大まじめに意気込みを語った。

 芸歴25年の“腰の重い”ベテランが、ついに単独ライブを開催する。トモは「意図して空けたわけではなくて。タイミングはあったけど、2人ともものぐさで。周りからは『やったら絶対に見たい』と言ってもらっていたけど、なかなかやろうとならなかった」。クボケンは「正直、5GAPをなめていると思う。群を抜いて人気がない! 集客なんて無理!」と明かす。

 会場は220人以上の収容人数となるが、トモは「前回の単独ライブから約9年。友達も増えたし、何とか埋めたい」と弱気な一方で、結成16年以上の漫才師による大会「THE SECOND〜漫才トーナメント〜」に出場する意欲もあるという。「ライブでは新作ネタ6本を考えているけど、その内1本はコントではなく漫才にしようと思っている。1回チャレンジしたい」と色気を見せる。

 同期には売れっ子となったお笑いコンビ「平成ノブシコブシ」「ピース」がいるが、「全くあせりはない」と口をそろえる。平成ノブシコブシ・吉村崇と住んでいたというクボケンは「当時は悔しさもあったけど、今は良い意味で刺激をもらっている」。トモは「もう誰かと比べることはないかな。ライバルとかいないです」と達観していた。