◆陸上 ▽セイコー・ゴールデングランプリ(19日、東京・国立競技場)

 女子やり投げ決勝で昨年の世界選手権女王の北口榛花(26)=JAL=が最終6投目に63メートル45のシーズンベストをマークし、逆転優勝した。

 北口が2位で迎えた最終投てきで63・45メートルのビッグスローを放ち、逆転優勝を果たした。「やっと上半身が自分の扱えるものになってきたと感じています。良くなっている」。無観客で行われた東京五輪とは異なり、国立競技場のスタンドには多くの観客が入った。「日本だって忘れるくらいお客さんが入っていて、手拍子もたくさんの方がしてくれて、すごい音でうれしかった」と声援も力に変えた。今後は海外の試合を転戦しながらパリ五輪に向けて、状態を整えていく。「まだこの記録ではメダルとかに届かない。あと2か月すごい準備して、メダルをとって帰れるように頑張りたい」と強さに磨きをかける。