結城秀康の生涯、展示で深掘り 福井市郷土歴史博物館の特別展会場で学芸員が解説
学芸員が解説した。関ケ原の戦いで関東に残った秀康に父の家康が与えた陣中道具の「采配」について、「(2代藩主)松平忠直が大坂の陣で使った際に、もともと白色だった房を銀色に塗り替え、そのまま残されている」と紹介。見どころの一つである重要文化財の刀「名物 石田正宗」では、「実戦で付いたとみられる傷がある」と説明し、参加者は真剣に見入っていた。
企画展とコラボしている人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」のファンという福井市の2人は、「(秀康は)34年の短い人生ながら、たくさんの人と関わり歴史に刻まれていったことがよく分かった」と話した。
ギャラリートークは4月21日と5月5日にも行われる。
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