女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合など)の第19話が12日、放送され、癒し役である猫の小麻呂が久しぶりに登場して、視聴者を和ませた。

平安時代を舞台に、「源氏物語」の作者として知られる紫式部(まひろ、吉高)の幼少期からの生涯と、「源氏物語」の執筆や権力者、藤原道長(柄本佑)とのかかわりを軸に描く波乱の一代記。小麻呂は、右大臣を務める道長の正室、源倫子(黒木華)の飼い猫で、道長と倫子が夫婦となる前の第7話(2月18日放送)から第12話(3月24日放送)にかけて頻繁に登場し、権謀術数渦巻くドス黒い宮廷ドラマのなかで、そのかわいらしい存在感が視聴者の癒しとなった。

この日の放送で、倫子が暮らす土御門殿の場面に久しぶりに登場。SNSには、「久しぶり〜」「祝 小麻呂再登場」「小麻呂くん、生存確認」「まだお元気そうで何より」「今週の白眉は何と言っても小麻呂のサービスショットです!」などと再登場を喜ぶ視聴者の声が殺到した。

また、史実と照らし合わせると、第7話の頃からは10年ほどの月日が経過していることから、「もうかなりのおじいちゃん猫だよね?」「ずっと生きてたら長生きすぎる」「たぶん二代目か三代目だな」といった受け止めもちらほら。「もう最終回までしれっとずっと出ててほしい」とのリクエストも寄せられていた。