「3月22日放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で趣里さん(33)演じるスズ子が、劇中の年末の歌番組『オールスター男女歌合戦』の大トリで熱唱しました。

SNS上では《涙出てきた 趣里ちゃん最高!》など、趣里さんによる圧巻のパフォーマンスを絶賛する声が多数あがりました」(テレビ局関係者)

3月29日で最終回を迎える『ブギウギ』は、約11カ月にわたる撮影を経て、すでにクランクアップしている。『ブギウギ』完走を果たした趣里だが、撮影現場では驚きの姿が目撃されていたーー。映像制作関係者が言う。

「趣里さんはロケ中に撮影のために作られたご飯を満面の笑みで食べていましたよ。テレビ映りの都合で、普通は少ししか食べないのですが……。彼女のお口に合ったようで、カットがかかったあとも『おいしい。止まらない!』といって、食べ続けることもあったと聞いています」

『ブギウギ』で食材調達や調理、料理指導などを担当した、ごちそうプロデューサー・広里貴子さんがその様子を明かす。

「趣里さんは、初めて食べる大阪の料理に『こんな味だったんだ!』と驚かれたりしながら、どれも本当に喜んで食べてくださいました」

調理室で、広里さんが撮影用に調理をしていると、「先生、今日は何を作られるんですか」とよく趣里がやってきたという。

「趣里ちゃんにとって、『ブギウギ』は、演技に加えて、歌やダンスも行うためハードな現場であったと思います。なので、私も趣里ちゃんと会うたびに『おなかすいてない?』と声をかけていました。撮影の合間には、お味噌汁やスープを持っていって、趣里ちゃんにあげたりもしていました。

撮影後に趣里ちゃんが調理室をのぞきにきたときには、余りものがあったので、『これ温めてあげるから、食べる?』と聞くと、いつも『食べたい! 食べたい!』と言ってくださいましたね」(前出・広里さん)

趣里の“食い気”は現場以外でも……。共演者たちと撮影終わりに、お好み焼き店に訪れたときのエピソードをメッセンジャー黒田(54)が3月15日放送の『あさイチ』(NHK総合)で語っていた。

「お好み焼きを何枚食べたかわからん。アニメみたいでした、食べている姿が。本当にあの華奢な体でどこに入んねん、というぐらいずっと食べてらっしゃいますね」

趣里たちが訪れたお好み焼き店に来店時の話を聞いた。

「出演者の方々と、マネージャー含めて、5〜6人で来店していただきました。個室に入られていたので、どなたがどれだけ食べたかまではわかりませんが、人数に対して、“たくさんのご注文をしていただいているな”と感じながらお好み焼きを焼いていましたね」(店長)

“アニメみたい”と称される趣里の大食いぶりの証言者はほかにもいる。’22年6月に趣里が『ポップUP!』(フジテレビ系)にゲスト出演した際に、親友の前田敦子(32)がVTRで「みんなウソだろうと思うと思うんですけど、死ぬほど食べます」とコメントし、さらにこう暴露していた。

「本当にすごいです、量が。“食べきれないかな?”って言いながら食べちゃう。はたから見たら、本当にフードファイトですね」



■父はフルコース完食後にラーメンを

趣里の友人も証言する。

「かき氷を2杯食べたり、深夜に弁当を2つ食べたり。パンケーキ食べてからのかき氷といったスイーツのハシゴも余裕みたいです。

なかでもいちばん好きなのは焼き肉だといいます。牛タン、ハラミ、カルビはもちろん、豚トロなどの脂身のある部位も好きで、すごいときは1キロほど食べることもあるそうです。

みんな“あんな細い体のどこに入るのだろう”と不思議がっています」

肉1キロをペロリと平らげる趣里の胃袋は父・水谷豊(71)譲りのようだ。

「水谷さんは、“食べたいものを食べたいだけ食べる”ようにしていて、イタリアンのフルコースを完食した後に、ラーメンとギョウザを平らげることもあるのだとか」(芸能関係者)

’23年7月に配信された「婦人公論・jp」のインタビューで、水谷はこう語っていた。

《長年の習慣で1日1食の日も多いのですが、体力的にはまったく大丈夫です。食事は夜まとめてとるのが僕流でして、そのかわり夕食の量が、とにかく半端ない。力士並みに食べるので「水谷部屋」と言われているくらいです》

水谷が38歳のときに誕生した趣里。父から大きな影響を受けて育ってきたようだ。

「水谷さんは、粉ミルクを作ったり、おしめを取り替えたり、お風呂に入れたりして、愛娘である趣里さんの育児に積極的に参加していたそうです。趣里さんが幼稚園のころには、水谷さんが自転車で送り迎えをしていたと聞いています」(前出・芸能関係者)

趣里が生まれる前から、水谷の食生活は特殊だったようだ。

「若いころには、大きな仕事の後に、3日ぐらい水分だけを摂取してひたすら眠ることもあったといいます。

常識にとらわれず、適した食事を求めていったため、今のスタイルに落ち着いたのでしょう。

そんな水谷さんの食習慣が受け継がれたのでしょうね、趣里さんも『朝食べるとかはふだん決めずに過ごしていて、食べたいときに食べるようにしている』と話していました。

俳優は出演者やスタッフなど、大勢の人と関わりながら作品を作っていく、エネルギーが必要な仕事。水谷家では、ここぞというときに惜しみなく“燃料補給日”を設けているのでしょう」(前出・芸能関係者)

趣里の『ブギウギ』好演の裏には、父から学んだ“爆食の掟”があったーー。