お笑いコンビ・はるかぜに告ぐがパーソナリティーを務めるラジオ番組で、「五月病の乗り越え方」について語った。

 五月病の経験があるか尋ねられた、はるかぜに告ぐ・一色といろは「5月も6月もずっとしんどい。年中病。意識の問題じゃない?」と回答したが、相方のとんずからは「体力がないだけ」と一蹴された。

 番組では、「五月病をどう乗り越えるか」という話題に。といろは「感情を無にする。たとえば、9時に学校行かなあかんとかやったら、それだけを頭に入れて、あとはもうほかのことは考えない。無感情」と、年中だるいと言っていた割に強い心で乗り越える方法を提案した。

 一方のとんずは、「『もう今日辞める』と思いながらやる」とひと言。「辞めるつもりでやれば、嫌なことがあっても『今日で終わり』と思えるので楽だし。けれど、いざ本当に辞めるかといえば、なんとなく寂しくなり結局続けられる。辞めるつもりで見れば、電車からの景色も違って見える」とアドバイス。そのうえで、「無理なときには病院に行くことも大事」と話し、自身も一度受診した経験があると明かした。

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 障害や福祉サービスに関する情報サイト「マナポッケ」が行った「五月病の症状と乗り越え方」に関するアンケート調査(※)によると、五月病で最も多い症状は「やる気が出ない」だという。

 次に「気持ちの落ち込み」「体がだるい」といった症状が続き、ほかにも不眠や不安感などが挙がった。ただ、約8割が1週間〜1か月程度で症状が落ち着いたとも答えており、比較的短い期間で改善することが多いようだ。

※調査期間:2024年4月19日〜2024年4月22日。調査人数は311名。対象者は五月病の経験のある方。

 五月病の乗り越え方は、「無理をしない」「話を聞いてもらう」「リラックス方法を見つける」「病院に通う」などがある。自分なりの対処法を試すことはもちろん、症状が重い場合や長続きする場合は、心療内科や精神科の受診も視野に入れて、五月病を乗り越えたい。

※ラジオ関西『Clip火曜日』2024年5月7日放送回より