ザスパ群馬の成績不振などに対する不満、不信が高まり、27日の長崎戦終了後、一部サポーターが入場ゲート前に集まり、赤堀洋社長と松本大樹強化本部長らフロントに説明を求める事態が起こった。
ザスパのJ3降格が決まった2017シーズン以来の出来事。
怒号飛び交う
試合終了から3時間余り経過した午後8時20分ごろ、スタジアム正面入り口に集まった約100人のサポーターを前に、ザスパ職員が今月30日に説明の場を設けると伝えた。
赤堀社長がすでにスタジアムを去ったことも説明すると、サポーターからは「大勢のサポーターが残っているのに帰るのは裏切りだ」「信じられない」「ふざけるな」などと怒号が飛び交った。
その後、松本強化本部長がサポーターの前に現れ、「私のマネジメント不足。多くの選手が残ってくれて、今年こそはという思いでやってきたが、うまくいっていない。30日に赤堀(社長)と私で話せることを話したい」と説明した。
「一緒に考えたい」
サポーターは、「赤堀社長が試合後にサポーターの前で説明をすれば、このような状態にはならなかったはず」「文句が言いたいのではない、どうすればこのチームが良くなるか一緒に考えたい」などと訴えた。
これに対し松本強化本部長は「謝るしかない。申し訳ない」と繰り返した。