【MotoGP】アメリカズGP大得意のマルケス、ドゥカティ移籍後も変わらず優勝候補に? バスティアニーニ「速い彼が問題になるはず」
アメリカズGPの舞台となっているサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は、マルケスにとっては、まさに「庭」と表現すべきコースだ。2013年に最高峰クラスへ昇格して以来、COTAでは連勝に次ぐ連勝。2019年にトップを走りながらも転倒してリタイアするまで、勝ち続けた。
マルケスは2020年の怪我で戦線を離脱したが、2021年のアメリカズGPでは怪我の影響も残っているにもかかわらず、再び勝利。”COTAのキング”としての力を見せつけている。
そして2024年、マルケスは大苦戦に陥っているホンダからドゥカティ陣営に移ってアメリカズGPを迎えている。開幕戦では4位、第2戦ポルトガルGPではスプリントで初表彰台獲得を達成と着実に力を発揮してきているだけに、大得意とするCOTAでのマルケスの走りには、ライバルも警戒心を強めている。
2022年にアメリカズGPで勝利したエネア・バスティアニーニは、次のように語った。
「ああ、昨年は怪我で僕は欠場してしまっていたからね。でも2022年はとても良い思い出なんだ」
「あのシーズンで一番のお気に入りの勝利だったし、COTAに戻ってこられて素晴らしいよ」
「マルクはこのコースでは本当に速いから、僕らにとっては問題になるだろうね。でもそれは他のライダーにとっても同じだ。どうなるか、様子を見てみよう」
なおバスティアニーニはポルトガルGP決勝で2位を獲得。昨年のマレーシアGP以来の表彰台となった。
2023年はマシンへの適応と怪我の影響でかなり苦しんでしまったバスティアニーニだが、2024年はまずまずの好スタートを切っている。それだけに、アメリカズGPに向けても自信を取り戻しているようだ。
「考え方はいつもと同じだよ。それに今年は良いスタートを切れたと思うからね」
「冬の間ずっと上手くやってきた。シーズン開幕では少し厳しくなるかもしれないことは認識していたけどね。でも、僕たちは取り組むべき点が何か理解している。凄く落ち着いているとは言わないけど、自信はあるよ」