五輪連覇の三宅さん、宮城・大河原商高で講演 来年閉校の母校へ思い<ほっとタイム>
三宅さんは、初出場で銀メダルに輝いた60年ローマから4位に終わった72年ミュンヘンまでの4大会を映像で振り返り、その時々の心境を吐露。「きれいな花の命は短いように、人が輝ける時間は短い。吸収力が高い若者のうちにたくさん努力すると一生の財産になる」と熱弁を振るった。
男子生徒から「重量挙げの選手は異性にもてますか」と質問が飛ぶと「自分は頑張ったからすごくもてたよ」と即答し、会場をわかせた。最後の卒業生となる後輩たちを前に熱が入り、予定時間を30分近くオーバーした三宅さん。思い出の学びやがなくなる寂しさを隠すように、笑顔で帰途に就いた。(大河原支局・伊藤恭道)