GWの前半3連休が終わった4月30日、鹿児島県湧水町で、ある作業が行われていました。

朝5時半。日本名水百選のひとつ、鹿児島県湧水町の丸池湧水で、役場職員の方が何やら作業をしています。すると・・・・

水門を開けて、池の水を抜き始めました。何が始まるんでしょうか?

湧水町商工観光PR課・堂薗さん「いつもGW前くらいに一度清掃して、きれいな状態の水を皆さんに見てもらおうという感じ」

2時間もたつと、池の水はすっかり抜けて、いよいよ年に一度の大掃除がスタートです!

集まったのは、地元栗野の建設業協会の方々やボランティアなど、85名。パワーショベルや熊手を使って、水草や藻を取り除いていきます。

参加者
「生活用水にもなっているので、きれいにすることで1年間きれいな水が飲める」

地域おこし協力隊・門之園 祐子さん
「取る前までは藻が結構緑色しているんですけど、取った後は水色だらけです。年に一度しか見られない景色なので、すごい楽しみです」

少しだけ作業に参加した中俣気象予報士。「この水草、藻が結構重くて、かなりの力作業だなぁというのを感じます」

そして・・・なんということでしょう! 掃除を終えた後には池の水が復活!水草や藻で覆われていた池が、本来の透明度を取り戻しました。

晴れた日はさらに、青く輝くことでしょう。

丸池湧水で30年以上続く、この時期の恒例行事。

皆さんの地元愛を感じる取材でした。