米国トヨタ法人は「ニューヨーク国際オートショー2024」で最新型「カムリ」を展示しました。昨年11月に発表された11代目はどのようなクルマなのでしょうか。

11代目は斬新顔にチェンジ

 北米トヨタは、2024年3月29日から4月8日まで開催の「ニューヨーク国際オートショー(以下NYショー)」で新型「カムリ」を展示しています。
 
 展示された新型カムリは一体どんなクルマなのでしょうか。

 カムリは1980年に初代モデルが誕生したラージセダン。それから11回のフルモデルチェンジがおこなわれ現在に至ります。まさにトヨタのベストセラーです。

 日本でもロングセラーでしたが、2023年に、10代目モデルの終売とともに販売終了となり、以降は海外のみで展開されています。

 そんななか2023年11月に登場した最新型が、11代目となる新型カムリです。アメリカと中国でほぼ同時発表されました。

 プラットフォームは10代目モデル同様、「RAV4」や「ハリアー」などと同じ「GA-K」プラットフォームを採用しています。しかし、フロントマスクやインテリア装備、そしてパワートレイン構成が大幅に刷新されています。

 エクステリアは5代目プリウスなどと共通するフロントフェイス「ハンマーヘッド」を採用。10代目モデルからさらに洗練された印象です。

 フロントマスクは2種類用意され、ブラックグリルが特徴的なスポーティなもの、もうひとつはグリルレスでラグジュアリーなデザインです。

 ヘッドライトは最新トヨタ車に採用される「コの字型」が特徴です。

 ボディサイズは全長4879mm×全幅1839mm×全高1445mm、ホイールベースは2824mmです。

 パワートレインは2.5リッター直列4気筒直噴エンジンを搭載し、最新の第5世代トヨタハイブリッドシステム(THS)と組み合わせて、総合出力225hp(4WDは232hp)を発揮します。

 グレードには新たに「XSE」が追加され、スポーティなスタイルをまとった特別モデルとなっています。今回NYで展示されたのも、このXSEグレードです。

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 ニューヨーク国際オートショー2024では、トヨタはカムリ以外にも「GRカローラ」「RAV4」など様々な車両を展示していました。