マツダのコンセプトモデル「ロードスター MAZDA SPIRIT RACING RSコンセプト(以下、ロードスター マツダスピリットレーシング RSコンセプト)」を実車展示中です。いったいどんなクルマなのでしょうか。

ソフトトップのND型ロードスターで国内初の2リッター搭載に期待大!

 マツダがコンセプトモデル「ロードスター MAZDA SPIRIT RACING RSコンセプト(以下、ロードスター マツダスピリットレーシング RSコンセプト)」を実車展示中です。
 
 展示が行われるのは青森マツダ自動車 青森店(青森県青森市)で、展示期間は2024年5月6日までの予定です。
 
 同車は、ソフトトップのND型(現行)ロードスターでは国内初となる2リッターエンジンを搭載したモデルだといいますが、いったいどのようなクルマなのでしょうか。

 マツダの2シーターオープンカー「ロードスター」は1989年にデビュー。

「人馬一体」のコンセプトのもと、軽量かつオープンエアを後輪駆動で楽しめる小型スポーツカーとして、デビューから35年間、4代にわたってラインナップされ、通算販売台数は120万台以上を記録。名実ともにマツダを代表するモデルのひとつとなっています。

 現行モデルは2015年に登場した4代目。2023年10月5日にマイナーチェンジが行われました。

 改良を重ねてきた4代目ロードスターですが、そのなかでも最も大きな改良となり、ランプ周りの変更が行われ初のデザイン変更となったほか、内装面でも8.8インチのセンターディスプレイを新たに採用。エンジン出力の向上や「アシンメトリックLSD」の新採用なども行われています。

 そんな新型ロードスターをベースに制作されたコンセプトカーが、今回展示される「ロードスター マツダスピリットレーシング RSコンセプト」です。初公開は2024年1月12日に開幕した「東京オートサロン2024」で、市販化に向けて現在開発中とのことでした。

「RSコンセプト」は、街中からサーキットまで楽しく走れるクルマを目指し開発中の「MAZDA SPIRIT RACINGブランド」が手掛ける第1弾モデル。「速さ」と「質感」にこだわるハイパフォーマンスを実現しているといいます。

 まだ具体的な仕様は明かされていませんが、スーパー耐久レース活動を通して培った足回り、エアロダイナミクスの進化、それらに合わせた内外装のアピアランスにも磨きをかけているほか、パワートレインには、ソフトトップモデルとしては国内初投入の2リッターエンジンを搭載。足回り同様、エンジンにも手が加えられる予定となっています。

 今回の青森マツダ自動車 青森店での展示では、ハッチバックモデル「MAZDA3 ファストバック」をさらにスポーティに強化した「MAZDA SPIRIT RACING 3 concept(マツダ スピリットレーシング 3 コンセプト)」も同時に披露されています。