高知新港内にコンクリートブロックを無許可で設置した疑いで、高知市の建設会社と社員の男が書類送検されました。

書類送検されたのは高知市の建設会社大旺新洋と社員の男です。高知海上保安部の調べによりますと、大旺新洋と男は、2月9日以降、高知新港内の水深およそ3メートルの浅い海域に、男が責任者を務める工事の中でコンクリートブロック一個を無許可で設置した疑いが持たれています。

2月11日の未明、高知新港内で、小型漁船がコンクリートブロックに乗り上げる事故が発生。調べを進めるうちに、大旺新洋が県から発注を受けた防波堤の改修工事の中で、作業の効率化のため工事に使用した船のいかりの代わりにコンクリートブロックを設置した疑いが強まりました。

事故による漁船の損傷やけが人はいません。

調べに対し男は、容疑を認めているということですが、高知海上保安部は「捜査上の都合」として供述内容を明らかにしていません。

大旺新洋は、取材に対し「詳細を確認次第、対応を検討する」とコメントしています。