【パリ共同】フランスの競争当局は20日、米IT大手グーグルが自社サービスで使用する記事の対価支払いに関し、報道機関との誠実な交渉を怠ったとして、制裁金2億5千万ユーロ(約410億円)を科すと発表した。グーグル側は事実について争わないと約束し、是正策を示しているという。

 当局は2020年4月にグーグルに誠実な交渉を命じていたが、グーグルが従わなかったとして21年に制裁金5億ユーロを科すと発表。それを受け、グーグルは22年に改善策を約束したが、当局は一部が履行されていないとして今回の制裁に踏み切った。