米インターネット通販大手アマゾン・コムは26日、日米の関税当局と連携し、昨年両国への模倣品の流入を10万件以上防いだと発表した。不正な取引などを検知する高度な監視システムも強化し、日本を含む全世界で悪質業者による70万件以上の出品アカウント開設を阻止したとしている。

 アマゾンは昨年、模倣品の不正販売や金品をだまし取る詐欺を見つけるための監視システムなどに12億ドル(1800億円)超の資金を投じた。世界全体で700万点以上の模倣品の存在を突き止めた。

 捜査当局などとの連携により、これまでに世界で2万1千を超える悪質業者の責任を追及した。