17日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=154円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比30銭円安ドル高の1ドル=154円69〜70銭。ユーロは39銭円安ユーロ高の1ユーロ=164円31〜34銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ開始時期が遅れるとの観測が強まり、米長期金利が上昇。16日のニューヨーク市場で一時1ドル=154円79銭と、約34年ぶりの円安水準を付けた。17日の東京市場でも日米金利差を意識したドル買い円売りが先行した。

 市場関係者は「政府・日銀による為替介入に対する警戒感が高まっている」と指摘した。