鹿児島県・奄美大島で11日、海開きがあり、神主が海の安全を祈願した。毎年、旧暦3月3日の桃の節句に合わせて海開きされており、初節句を迎えた赤ちゃんの足を海水に浸して健康を祈る家族連れの姿も見られた。6カ月の次女の凜ちゃんを連れた奄美市の主婦下川美樹さんは「いい思い出になった。すくすくと成長することを願った」と話した。

 島北部のリゾート施設の海岸で開かれた神事には、奄美海上保安部などの関係者約20人が参加。奄美市笠利総合支所の肥後健作産業振興課長が海開きを宣言し、安全祈願の島唄が奉納された。

 初節句の女児を連れた保護者12組が神主からおはらいを受け、かわいい足を海水につけた。