陸上自衛隊は21日、輸送機V22オスプレイの飛行を再開した。千葉県の木更津駐屯地から離陸した。昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で起きた8人死亡の米空軍CV22オスプレイ墜落事故を受け、保有機の飛行を見合わせていた。

 米軍も事故後、全世界でオスプレイの飛行を停止。今月8日、「特定の部品の不具合」が事故原因だとしながら、詳細を明かさないまま停止措置を解除した。14日に沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場で飛行した。

 V22を運用する陸自輸送航空隊の隊長らが18日、木更津市に安全性や事故の再発防止策、訓練再開の手順を説明。市は19日、市議会の了承が得られたため再開を容認したと明らかにした。