茶渋の正体は?

 マイカップでお茶やコーヒーを飲んでいるといつの間にか付着している茶渋。洗ってもなかなか落ちない茶渋にうんざりしている方も多いはず。身近な物で茶渋を落とす方法や予防方法はあるのでしょうか。

 茶渋の正体は、お茶やコーヒーに含まれるポリフェノールがタンパク質や水分中のミネラルと結びついてできた着色汚れ。ステインと呼ばれており、コーヒーやお茶を飲む人の歯が黄ばむのもステインが歯に沈着しているからです。

 茶渋対策として最もシンプルなのは、お茶やコーヒーを飲んだらすぐにコップを洗うこと。放置している時間が長ければ長いほど頑固な茶渋になってしまうので、飲んだらすぐに洗うことで茶渋の沈着を抑えることができます。しっかりと洗う時間がなければ、水に漬けておくだけでも有効ですよ。

 陶器製のコップであれば、使用前にお米のとぎ汁で煮ることで茶渋予防になります。ガラス製や金属製のコップには使えない予防方法ですが、陶器製のマグカップであれば使えるので覚えておきましょう。

身近なモノでキレイに…!

すでに付着したガンコな茶渋の落とし方

 では、すでに付着してしまった茶渋はどうすればいいのでしょうか? 茶渋を落とすのにおすすめなのが重曹です。具体的な洗浄方法としては、茶渋のついたコップに重曹を溶かした水を入れ、1時間程度放置してから洗い流すだけ。茶渋にひとつまみの重曹を振りかけてスポンジで擦り洗いするのも有効です。

 他にも酢や塩、みかんの皮を利用する方法も。酢を使うのであれば、水10に対して酢1の割合で溶かしたものに、茶渋汚れの気になるコップや水筒を漬けておきましょう。1時間程度放置してからすすげば、茶渋汚れが落とせます。塩を使う場合も、茶渋に振りかけて擦り洗いするだけ。さらにみかんの皮に塩を馴染ませてスポンジ代わりに使えば、皮に含まれるリモネンという成分の力も相まって強力な洗浄効果が得られます。

 茶渋は落とせるということを知らなかった方も多いようで、ネット上では「重曹に漬けてみたらコーヒー淹れたみたいな色になってビックリ!」「みかんの皮と塩の組み合わせはマジで茶渋が落ちる!」といった声が。家庭にあるものですぐに実践できるので、茶渋が気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)