転売ヤーの餌食になった「ハッピーセット」おもちゃ3選

 最近は、ハッピーセットのおまけのおもちゃが、フリマアプリ上で1,000〜2,000円代で売られており、本当に好きな人が買えない状況になっています。本記事では代表的な3つをピックアップして紹介していきます。転売ヤーに大量に購入されてしまっても、マクドナルド側は追加販売を行わないという発表をしているため、悲しみに暮れる人も多いようです。

星のカービィ

 2024年の2月後半から販売された、星のカービィは転売ヤーの餌食になっています。フリマアプリ「メルカリ」で、「ハッピーセット カービィ」で検索すると、販売中の大量のカービィが表示されている状況です。なかには8つの異なる種類の商品をまとめ売りしているユーザーもいるため、何個のハッピーセットを食べたのか気になるところです。

ハローキティ

 2023年12月中旬のハッピーセットで、ハローキティ50周年を記念して全50種類のキティが展開されました。ハローキティは世界的に人気なキャラクターであるためか、星のカービィ同様に早期に終了。フリマアプリでは今も商品が売れ残っておりますが、カービィのように強気の金額は見当たりません。

鬼滅の刃

 社会現象を巻き起こした「鬼滅の刃」も、2021年3月にハッピーセットとコラボレーションをしておもちゃになっています。言わずもがな、このおもちゃも転売ヤーに目を付けられていたようです。ただ、この商品についてはマクドナルド側が警戒していたようで、転売禁止のメッセージを発していたとのこと。売れている商品は、数百円で何枚もまとめ売りされている商品ばかりであるため、期待していたほどは売れなかったようです。

買えなかった人の悲しみの声

 X(旧ツイッター)を通して、転売ヤーに関するコメントを追ってみると…

「この前のマックのハッピーセットといい昨日のしまむらのピクミンTシャツといい子供用の物の転売買い占めやめてほしい…気付くの遅くて店舗行ってもオンラインショップ見ても売り切れ…」

「5歳の娘がハッピーセット売り切れだからって手作りカービィ作ってた。タグまで付けてるのクオリティ高い」

「昨日お昼にマック行ったらみたこともない人だかりができていてハッピーセットのカービィ売り切れだった。黄色好きな息子が黄色のカービィ欲しがってたのに残念。初日の午前中に完売するなんて〜」

#転売禁止がつけられ、問題視されていることが明らかになっています。本来は子供用に考案されているハッピーセットのおもちゃを大人が買い占めるのはいかがなものかと思いますよね。

実は損している? 転売ヤーの実態

 大量に買っては儲けていると思いきや、転売ヤーは必ずしも利益があるわけでは無いようです。最新のハッピーセットである「星のカービィ」は、一部では売れていますが単価としては500円以下であることがほとんど。

 購入費用よりも少ない金額で売れているため、利益どころか損をしてしまっている状況です。当初は売れると思っても現実は甘くはなく、高値で売り出しても売れず、結局定価以下で売るしかなくなってしまっています。結果的に、誰も得しないので転売ヤーには自粛していただきたいですね。

(イチジュ)