俳優、ボクサー、画家、そして、ヨガの達人・・・。マルチな活動で進化し続ける片岡鶴太郎が5月15日より、百貨店「阪急うめだ本店」(大阪市北区)にて、画業30周年を記念した作品展を開催する。

18歳で形態模写の片岡鶴八に師事するも、アクロバット芸の一座でドサ回りをすることになり、若くして挫折を味わった鶴太郎。だが、26歳のとき、伝説のお笑い番組『オレたちひょうきん族』で大ブレイク。一躍人気者になった鶴太郎は、10本のレギュラー番組を抱える超売れっ子となった。

その後は、31歳で出演したドラマ『男女7人夏物語』が大ヒット。ダイエットを兼ねてボクシングを始め、33歳でプロのライセンスを取得。その後は一輪の椿の花との出会いから絵を描くことに魅せられ、絵画に没頭し、書の芥川賞といわれる『手島右卿賞』を受賞するまでに才能を開花させた。

初の絵画展『とんぼのように』を1995年に東京で開催し、2014年から3年かけて、全国20カ所で巡回した個展『還暦紅』では34万人を動員した。本展では、30年の足跡を辿りながら、絵画の域にとどまらず、陶芸をはじめ美の表現に挑戦してきた多分野の作品を一堂に展示する。さらに原画・版画作品やオリジナルグッズの販売もおこなわれる。

『画業三十周年 片岡鶴太郎作品展−生涯素人』の期間は5月15日〜27日、「阪急うめだ本店」9階の「阪急うめだギャラリー」にて(最終日は夕方5時終了)、入場無料。同月19日の昼1時からは、画集を購入した先着100名限定で、サイン会が実施される。