老朽化が懸念されている静岡市役所清水庁舎が、耐震診断の結果、南海トラフ巨大地震が発生した場合、余震で大きな被害を受ける恐れがあることが分かりました。

 これは難波喬司市長が30日の定例会見で明らかにしたものです。

 それによりますと耐震診断の結果、南海トラフ巨大地震が発生した場合、清水庁舎は地震後に変形してその後の余震で大きな被害を受け、機能を維持するのが難しいと診断されたということです。

静岡市難波喬司市長:
「これだけ変形が出るとかなりの耐震改修が必要になる。そうすると早めの移転もあり得るし意外にお金がかからないのであれば長めに使うこともある」

 難波市長は2024年度中に建物を改修するのかそれとも移転するのかなどの判断をしたいとしています。