静岡市の難波市長は、老朽化に伴い現地改修する予定の清水庁舎について、2023年度実施した耐震性の解析結果を公表しました。

<静岡市 難波喬司市長>
「その後の余震によって大きな被害を受けて大破に至り、安全確保が困難になる可能性があります」

静岡市役所清水庁舎をめぐっては一時、JR清水駅東口公園への移転が決まっていましたが、計画が変更され、現在の庁舎を改修することになりました。

静岡市は4月30日、清水庁舎について2023年度実施した専門的な耐震性の解析結果を公表。「現庁舎は、巨大地震の際、本震直後の崩壊は免れるものの、その後の余震で建物が大破する危険性がある」としました。

<静岡市 難波喬司市長>
「今回の調査結果を踏まえて、ただちに地震に対する安全性の向上を進めていきたいと思います」

静岡市は、弱点となっている部分の補強や、建物内の設備などを整理することでの軽量化を図りながら適切な改修方法を検討したいとしています。