歌手・俳優の木村拓哉さん(51)に“身長サバ読み疑惑”が再燃しています。主演ドラマ『Believe−君にかける橋−』放送開始をキッカケに再注目される“20年来の謎”。結局のところキムタクは大きいのか、それとも小さいのか?ナマで実物の木村さんを見たこともあるという芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんの見解は?

ジャニーズ事務所がキムタクの身長に「強気」だった裏事情

『Believe-君にかける橋-』のキャストたちのオフショットが火を点けたのでしょうか、木村拓哉の今さらながらの“身長疑惑”が盛り上っているようですね。

これに便乗!?したのが『週刊女性PRIME』です。今から21年前の2003年、勃発したキムタクの“身長サバ読み疑惑”で、『週刊新潮』がジャニーズ事務所に投げかけた取材の答えを掲載していました。

「何なら測りに来てもらってもいい」

このコメントで、『週刊新潮』の記者がキムタクの元へメジャーを持って直撃しなかったことが残念ではありますが、当時のジャニーズ事務所に対して、そんな勇気のある記者や編集部は皆無でしたから、それを見越しての事務所の開き直りに、今さらながら苦笑いするばかりです。

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木村拓哉“身長サバ読み疑惑”の21年史

最初に“身長サバ読み疑惑”が囁かれた2003年といえば、キムタクが『GOOD LUCK!!』に出演していた年で、このドラマの相手役は柴咲コウ、平均視聴率は驚異の30.6%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)を記録しました。

今でこそ言えますが、当時私がドラマ製作関係者から聞いていたのは“キムタクの相手役選びの基本中の基本条件は女優の身長”という衝撃的な話でした。

“相手役に見下ろされるキスシーンを物凄く嫌がっている…”という。

この話を聞き、『HERO』が松たか子、『ビューティフルライフ』の相手役が常盤貴子だったのもすんなりと理解できたことは、今でも鮮明に記憶しています。

この関係者は当時こんなことも言っていました。

「そもそも事務所が、宣伝材料の資料に176㎝と記したのが疑惑を大騒動にしてしまった原因だよ」と。

少しでも身長を高く見せたいタレントたちには、そのカメラアングルや、ヘアスタイルにかなり高度なテクニックを要する…というのは昔から伝えられている“技”です。

パッと見、わからないようにシークレットブーツを履くとか…。

私の知っている限り、それは芸能人にとどまらず、外見を気にする政治家などにも当てはまる事がままあります。

ただその魔法が解けたとき…シークレットブーツを脱いだとき、気を抜いていると事実を指摘されることもあったりして…。

パーソナル・トレーナーを付けて体重のコントロールをしたり、化粧で肌荒れやシミ、シワ、パーツはカバーできても、いかんせん身長だけは難しいですからね…。

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ナマで見る実物のキムタクは大きかった?小さかった?

私が実際に肉眼でキムタクを見たのは、2019年1月に公開された『マスカレード・ホテル』の収録現場でした。

ロケは公開から1年程前、東京・日本橋蛎殻町にある老舗ホテルを使って行われていました。

私が見かけたキムタクは、ロケ終わりでホテルを後にする時と、自宅に着いて送迎車から降りる時という僅かな時間だけでした。

それでも送迎車の車体や、運転手とのコントラストから“ドラマやテレビからは大きく見えるけど、意外に…”という印象を持ったものです。

当時自宅に張り付いていたカメラマンからもその話は聞いていました。

愛犬の散歩中に一般人とすれ違うと、その人は必ず振り返って確かめる…と。

もちろん「えっ! 今の…えぇ〜…もしかしてキムタク?」という印象も含めて。

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新垣結衣の印象は「ガッキー…でかっ!」

これは蛇足になりますが、私が30余年の芸能記者生活でいちばん身長と本人のギャップを感じたのは、2016年10月期の『逃げるは恥だが役に立つ』の打ち上げパーティで遭遇した新垣結衣です。

本人を前にして「ガッキー…でかっ!」と声を漏らしてしまったくらいです。

プロフィールには169㎝とありますが、私の個人的なイメージや、全身のバランスにおいての顔の小ささもあって、私にはもっと大きく映ったのを強烈に憶えています。

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ひとつぐらい「足りない」ほうが…

“天は二物を与えず”と言います。

本人はコンプレックスとして抱えているのかもしれませんが、あのルックスと顔の小ささに、もし“高身長”もプラスされるようなことがあったら、今でさえスターなのにどんな人生を送っていたのでしょうね。

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ひとつぐらい“欲しいもの”がないとダメですよね…と、負け惜しみを言う私です。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: Takuya Kimura(@takuya.kimura_tak) – Instagram

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