PMS(月経前症候群)対策アプリ『ケアミー』を運営する株式会社ヘルスアンドライツ(東京都渋谷区)は、このほど「女性のPMS」に関する意識調査の結果を発表しました。同調査によると、パートナーがいたことのある男性のうち、約2人に1人が「パートナーのPMSに悩んだことがある」ことが分かりました。また、具体的な悩みとしては、「パートナーの不調や精神的な変化が、PMSのせいなのか他の理由なのか分からない」が最多となったそうです。

調査は、パートナーの生理に関連して起こる不調に悩んだことがある全国の15〜49歳の男性300人を対象として、2024年2月にインターネットで実施されました。

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「PMS(月経前症候群)」とは、月経に関連して周期的に身体や精神に不調をきたすことをいいます。調査の結果、これまでにパートナーがいたことのある男性のうち、約2人に1人がパートナーのPMSに「悩んだことがある」と回答しました。

そこで、具体的な悩みを複数回答で答えてもらったところ、「パートナーの不調や精神的な変化がPMSのせいなのか、他の理由なのか分からない」(50.2%)が最多となり、パートナーのPMSに悩む男性の2人に1人が、不調の原因がはっきり分からないことで悩んでいることが明らかとなりました。

次いで、「パートナーのPMSに対して、自分が何をしてあげられるのか分からない」(34.8%)、「PMSのせいで不調であることは分かるが、どう接したらいいのか分からない」(34.5%)といった回答が続き、不調の原因がPMSと分かっている場合でも、パートナーにどう接したらよいのか対応に悩む男性が多いことがうかがえました。

なお、パートナーのPMSに関して回答者からは、以下のようなエピソードが寄せられています。

▽付き合いたての頃は気軽に聞いていい問題なのか迷った(20代)
▽些細な冗談でも怒られる(20代)
▽相手が不調の理由を伝えてくれないと接し方がわからない(40代)
▽毎回ではなく、突然なるからわかりにくい(40代)
▽短気になったり、ヒステリックになることがよくあり、 子どもがかわいそう(40代)
▽自分に経験がないことなので、どのように接してあげるのが正解なのか分からなくて困った(40代)
▽旅行などの予定を立てにくい。 遊びに行ってもすぐに帰りたそうな態度を取られてしまう(20代)
▽不調の原因がPMSかもと思っても指摘しにくくて、こちらも疲れ、不調になってしまう(30代)
▽明らかに不機嫌になる時があるが対処がわからなくて、触れづらいから会話も減ってしまう(30代)
▽何故そこまで怒っているのかが理解できない。怒るにしても、理性的に言えないものかと。 また、こちらのメンタルをエグるようなセリフが出るからかなりきつい(30代)
▽症状について詳しく教えてもらうまでは何故感情に起伏ができるのかよくわからず、こちらも感情的になってしまうことがあった(40代)
▽デリケートな問題なので、あまり自分から積極的に言えない。それが相手にとってはイラっとする要因の一つであるようでしょっちゅう喧嘩してしまう(40代)

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【出典】
▽PMS対策アプリ『ケアミー』調べ