春の陽気に後押しされ岩手県内ではサクラの開花が進んでいます。
4月2日に開花が宣言された大船渡市では今まさに見頃を迎えています。

大船渡市の立根川の川沿いの土手には、500mにわたって約40本のソメイヨシノが連なっていて、4月11日現在、見頃を迎えています。

住本結花アナウンサー
「土手の上を歩くと、長い枝先が下に降りていてサクラのトンネルのようになっています。上を見上げると空いっぱいにサクラが広がり、自然の一部になったような気分です」

ここは日頃から地元の人に愛されている散歩コースで、サクラが咲くと特ににぎわいます。

市民
「サクラがきれいで天気もいいので走りに来た。雨も降ったので心配だったけれど、良い感じに咲いていて良かった」

一方、市内の加茂神社の鳥居をくぐった先には3本のソメイヨシノがあります。
階段を上がると、今度は少しピンク色が濃い「ジンダイアケボノ」という品種のサクラが広がります。

加茂神社 及川千春総代会長
「この辺りでここが一番先に咲くので人気スポット。東日本大震災で住宅がなくなったが、昔からここは大船渡町の氏神様。町のよりどころとしてやっていきたい」

市民を見守る加茂神社のサクラは、来週いっぱい見頃が続くということです。