盛岡地方気象台は4月12日に岩手県盛岡市のサクラの開花を発表しました。
平年より6日早く2023年より9日遅い開花です。
また市内では一足早く咲き始めた石割桜が見頃を迎えています。

盛岡地方気象台は12日午前、敷地内にある標本木のソメイヨシノが5〜6輪以上咲いているのを確認し、盛岡のサクラの開花を発表しました。

平年より6日早く、観測史上最も早い開花となった2023年よりは9日遅い観測です。

盛岡地方気象台 相馬求さん
「去年は3月が記録的に暖かかったが、今年は2月下旬から3月上旬にかけて平年より寒かったのもあり、平年より早いといっても去年よりは遅い開花となった」

こうした中、盛岡市内のサクラの名所では開花が進んでいて見頃を迎えた所もあります。

高橋礼子アナウンサー
「盛岡市の石割桜は今が見ごろ。大きな岩の間から見事な花を咲かせていて生命力を感じます」

国の天然記念物に指定されている盛岡市の石割桜は満開となっていて、12日は多くの人が立ち止まり写真に収めていました。

雫石町民
「今年は本当にきれいに欠けることなく咲いているなと」

盛岡市民
「タイミング良く見に来られた。きょうは暖かいし見頃できれい」

一方、盛岡城跡公園のサクラはまだつぼみの状態のものが多いですが、場所によっては開花が進んでいます。