教育書道誌などを発行する「書友社」(秋田市山王沼田町、TEL 018-862-3484)が、現在、書道展の出品作品を募集している。(秋田経済新聞)

 「自由な書を楽しんで」と話す尾形翔平さん

 「書道の経験を問わず、誰でも参加しやすい作品展」として、作品サイズを半紙のみに限定し、「書友展」と題して開く公募書道展。2023年、同社書道誌の創刊70周年を記念して初めて作品を公募したところ、14道府県から1300点以上の出品があるなど好評だったことから、今年も企画した。

 2回目となる今年は、年齢ごとに設ける課題部門と自由部門に加え、2021年に「書道」と「伝統的酒造り」が国の登録無形文化財に登録されたことに合わせ、福禄寿酒造(五城目町)の人気銘柄「一白水成」が課題の特別部門を設けて開く。

 4月15日の応募受け付けから、これまでに、21都道府県から500点以上が寄せられているという。同社の尾形翔平さんは「誰にでもできるはずが、ハードルの高さを感じられやすい書道。身近な文化として、自由な書を全国の皆さんと一緒に楽しむことができれば」と応募を呼びかける。

 応募作品は、サッカーJ2「ブラウブリッツ秋田」の選手ら約20人や「あきた舞妓」数人の作品と共に、秋田県立美術館(中通1)で7月20日〜22日に開催予定の作品展に展示する。最優秀作品などに掛け軸表装を進呈するほか、優秀作品と応募者名をまとめた作品集を出品者全員に進呈する。特別部門の最優秀作品は、同銘柄の限定ラベルに使い受賞者に進呈する。

 出品料は、800円(高校生以下は500円)。申し込みは、同社ホームページなどで受け付ける。締め切りは、5月31日(出品の締め切りは、6月7日)。