京丹後で天然塩を製造・販売する「丹後絹塩」(京丹後市網野町)が4月27日、「道の駅食のみやこ丹後王国」(弥栄町)に新店舗をオープンした。(京丹後経済新聞)

 塩づくり体験の様子

 丹後絹塩は2023年10月、「丹後の太郎塩」から事業譲渡を受け、名前とパッケージを変え販売を始めた。「丹後の太郎塩」の製造者である池田龍彦さんは現在も製造アドバイザーとして関わっている。代表の小林弘幸さんは「知り合い伝に「太郎塩」のことを知った。今まで食べてきた塩と全く違い、可能性を感じた。加工食品にもチャレンジし、絹塩を全国に届けていきたい」と話す。

 丹後絹塩は「夕日が浦」(網野町)の海水をくみ、平釜で1週間ほど炊き上げている。火は全てまきを使い、池田さんは毎日夜中もまきをくべてきたという。「自然のものから塩を作ることにこだわっていきたい」と池田さん。

 今までは網野の工房でしか扱っていなかったが、現在はアマゾンなどのECサイトでも販売している。新店舗では「絹塩」に加えて「にんにく塩」「たまりじょうゆ」などの加工食品も販売するほか、塩づくり体験もできる。塩づくり体験は1回1,000円で、所要時間は20分ほど。営業時間は10時〜16時。水曜・土曜・日曜営業。