社会人アメリカンフットボールXリーグ「ノジマ相模原ライズ」のジュニアチーム「ノジマ相模原ライズJr.」が3月28日、相模原市役所でNFL主催フラッグフットボール世界大会の優勝報告をした。(相模原町田経済新聞)

 フラッグフットボールは、アメリカンフットボールのルールをベースに、タックルなどの接触プレーの代わりに腰につけたフラッグを奪い合う競技。誰もが気軽に楽しめるスポーツとして世界的に急成長し、2028年ロサンゼルス五輪の競技に採用されることが決まっている。

 世界大会「2024年インターナショナルNFLフラッグ・チャンピオンシップ」は2月、サウス・フロリダ大学グラウンドで開かれ、12歳以下の各国代表12チームが出場。日本代表のノジマ相模原ライズJr.は予選でドイツ、英国、ブラジルを無得点に抑えて勝利。決勝トーナメントではドイツ、ガーナ、メキシコを下し、全勝で優勝を果たした。

 報告会には、同チームの石井光暢ゼネラルマネージャー、吉田英将ヘッドコーチ、優勝メンバーらが出席。

 キャプテンの森本朱律さん(相模原市立弥栄小学校6年)は「日本一をとったこのチームで一緒に米国に行き、世界一もとることができてよかった」と喜びを表した。唯一の下級生、高崎純一郎さん(相模原市立青葉小学校5年)は「来年も日本一、世界一を目指してがんばります」と意気込んだ。

 本村賢太郎市長は「世界一を勝ち取ったのはすばらしい。一緒に汗をかいて、時には涙し、喜んだ青春時代の経験は、将来みなさんが生きていく中で力になる。将来の夢をもって一歩一歩がんばっていただきたい」と激励した。

 多くのメンバーは、4月から始動する中学生フラッグフットボールとジュニアフットボール(防具をつけたフットボール)へ進み、優勝を目指して引き続き活動するという。