「ロートレックとベル・エポックの巴里ー1900年」が現在、大分市美術館(大分市上野、TEL 097-554-5800)で開かれている。(大分経済新聞)

 ミュシャの作品も並ぶ

 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)は仏国の画家・版画家。多色刷り石版画でパリの劇場などの広告ポスターを芸術品の域に高め、グラフィック・デザイナーの先駆者として活躍した。

 ベル・エポック(美しき時代・良き時代)は、パリが19世紀末から20世紀にかけて「花の都」「芸術の都」として魅力を放った時代を指す。

 会場は「ロートレック」「ベル・エポックのアンソロジー」「時代を彩った作家たち」の3つのゾーンで構成。ロートレックほか、アルフォンス・ミュシャ、ラウル・デュフィ、ジュール・シェレらの石版やエッチングの作品300点以上が並ぶ。劇場や盛り場、女性の装い、人々の生活などを題材とした華やかな時代の芸術を紹介している。

 開館時間は10時〜18時。観覧料は、一般=1,200円、大学生・高校生=900円、中学生以下無料。6月9日まで。5月13日・20日・27日は休館。