津波の防災活動に長年取り組む能登町の小木中学校で10日、生徒が地区の避難所までの道を照らすペットボトル型の照明器具を設置しました。

小木中学校では、2011年の東日本大震災をきっかけに、地域の住民とともに津波防災の活動に取り組んでいます。全校生徒26人が停電した際でも避難所までの道を照らすペットボトル型の照明器具「ペットボタル」を道路沿いのガードレールに取り付けました。


また、余った給食用のトレーを生徒たちが再利用して作った避難所への誘導看板も合わせて設置しました。

MRO

小木中学校には元日の地震発生後、およそ700人の住民が避難し、生徒も避難所の運営などに積極的に協力したということです。小木中学校は来年3月での閉校が決まっていて、今後、地域の防災活動をどのような形で受け継いでいくかが課題となります。