岡谷市など主催の「塩嶺小鳥バス」が今年も5月の毎週日曜日、全4回にわたって運行する。同市郊外の塩嶺御野立公園で開く探鳥会専用のバスで、71年目。諏訪市のJR上諏訪駅から同公園までを往復する。事前申し込み制で、参加者を募集している。1日定員先着40人。

 市と同市観光協会、岡谷商工会議所、日本野鳥の会諏訪支部、アルピコ交通が実行委員会をつくっている。会場は八ケ岳中信高原国定公園の一角で、県指定の小鳥の森。ヤマガラ、オオルリ、キビタキなど120種類以上の野鳥が観察されている。

 開催日は5月5、12、19、26日。バスは午前4時50分に上諏訪駅西口を出発し下諏訪大社通り四ツ角、JR岡谷駅など10カ所を経由して5時50分に会場に到着する。

 事前に予約のあったバス停にのみ停車する。帰りは午前8時公園発、9時上諏訪駅西口着。乗用車で参加する場合は岡谷市役所立体駐車場に駐車し、同市役所前からバスに乗車する。

 料金は中学生以上が上諏訪駅乗車1200円、下諏訪・岡谷乗車1000円、小学生は半額、小学生未満は無料。双眼鏡の無料貸し出しがある。雨天中止の判断は2日前に行う。実行委員会は防寒着を用意するよう呼び掛けている。

 オリジナルピンバッジのプレゼントもある。事務局の市商業観光課では「早朝にしか味わえない空気がある。小鳥の鳴き声で初夏の訪れを感じてもらえれば」と話している。問い合わせは同課(電話0266・23・4811)へ。