リニューアルのため仮店舗で営業を続けてきた長崎自動車道、大村湾パーキングエリア(PA)・上り線=東彼東彼杵町瀬戸郷=の店舗が19日、オープンした。西日本高速道路(NEXCO西日本)は、新たに大村湾の景色を楽しめるテラスを整備。愛称は公募により「青い庭」と決まった。
 建物は鉄骨平屋建て約440平方メートル。飲食スペースは旧施設の約2倍、売店は約3倍の広さとなり開放的な空間となった。飲食メニューに大村寿司(ずし)や本県産アジフライなどが加わり、売店ではハウステンボス(佐世保市)の人気店の菓子や波佐見焼などの商品を拡充した。
 改修前、夕日の撮影スポットとして人気があった「ハート形のオブジェ」は一時撤去しているが、夏ごろ再登場する予定。
 この日は現地で式典があり、関係者が「そのぎ茶」の鏡開きで祝った。テラスではそのぎ茶の振る舞いもあった。
 「青い庭」を命名した同町川内郷の陶芸家、小玉恭子さんは「民家の縁側をイメージした。目の前に広がるのは青い海と青い空。高速を降りて東彼杵に遊びに来てくれたら」と話した。
 店舗の営業は午前8時〜午後8時。