九州経済調査協会(九経調、福岡市)は8日、ゴールデンウイーク(GW、4月27日〜今月6日)の九州・沖縄・山口の宿泊稼働指数上位30市町村を発表し、長崎県は4位の平戸市(78・4)など5市が入った。
 県内はほかに▽島原69・9、10位▽雲仙65・2、16位▽大村58・4、21位▽佐世保58・0、23位−の4市。平戸市は前年同期を2・7ポイント上回り、ほかの4市は前年同期を下回った。1位は山口県萩市(86・5)。
 九経調は「全国的に、昨年に比べて歴史的な街並みや神社仏閣のある地域などが上位に入っており、平戸も目的地の一つになったのではないか」としている。
 4月の宿泊稼働指数も発表。本県は43・6で前年同月を23・9ポイント下回り、前月比でも8・7ポイント低下した。
 全国は53・5、九州は43・9でともに前年を下回った。新型コロナウイルス流行の落ち着きなどを背景に旅行需要が高まった前年の反動が続いたほか、大都市圏から遠いエリアが前年からの低下幅が大きい傾向がみられた。
 宿泊稼働指数は、宿泊予約サイトの空室データを基に九経調が推計。稼働が良い場合は100に、悪い場合はゼロに近づく。