人手不足が課題となっているバスやタクシー業界での外国人材活用を促そうと、旅客運送が目的の車を運転するために必要な「第二種運転免許」の学科試験が7日から英語でも受けられるようになりました。

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ドライバーの時間外労働に上限が設けられる「2024年問題」などで自動車運送業界では人手不足が課題となっています。その対策として警察庁は多言語化した試験問題例を各都道府県に配布しており、長崎県警は7日から《英語による第二種運転免許の学科試験》を作成・導入しました。

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県内の第二種運転免許の合格率は日本人を含め3割程度で、学科試験に英語を導入することで外国人の合格率を高めるのが狙いです。

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長崎県警本部 交通部運転免許管理課  宮園清次席調査官:
「英語表記をすることで、外国人の方にも理解ができて日本人と同様のレベルで試験が受けられることになったのは大きな意義があるのかなと思ってます」

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また、県警は今年度から第二種運転免許のうちタクシーや運転代行に必要な普通二種の試験を《週3日》から《5日》に増やすなど、人材確保に向けた取り組みを進めています。