長崎市で4日間にわたって開かれた「平和」をテーマとした国際フォーラムが、13日に最終日を迎え、海外の若者らが爆心地公園で被爆の実相を学びました。

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原爆落下中心地を訪れたのは「One Young World Nagasaki Peace−preneur Forum」の参加者たちです。

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長崎大学大学院・平林千奈満さん(2年)「想像してください。これはただの数字ではありません。すべての人に家族がいて、人生があって、夢がありました」

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今月10日から行われたプログラムの最終日となる13日は、実際に長崎市内を歩きながら長崎の学生が外国人参加者らに対し原爆の被害について伝えました。

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久富アナウンサー「世界中から次世代のリーダーたちがここ長崎に集まりました」

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フォーラムには、20を超える国からおよそ150人が参加。週末の2日間は、教育、経済、技術などあらゆる視点から平和の実現のためにいま何が必要かを議論しました。

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ウクライナからの参加者「私は現在戦争で、非常に困難な段階にある国の出身です。他の人の意見、彼らが平和という概念をどのように認識しているのかを聞きたかった」

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ゲストとして、WEリーグチェアの高田春奈さんや、駐日ジャマイカ大使、国連の中満泉事務次長が登壇しました。

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国連・中満泉事務次長「若い人たち1人1人が実はその社会を大きく変えていく力を持っているんだと」

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宮田隆さん(84)「若い世代がね、これだけやっぱり戦争と平和の話をする、なかなかこういう話は今までね、被爆者だけの話だった。長崎に原爆が落ちたことが世界中共通の話題だからね」

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長崎東高校・藤崎紫苑さん(3年)
「コネクションから視野から何もかも広がった」

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長崎東高校・山本幹太さん(3年)
「アイデア次第で自分たちでも小さいことでも起こせる、行動できることはたくさんあるっていうのを感じました」

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世界から集まった次世代のリーダーたちが被爆地・長崎で平和について向き合った4日間。これからそれぞれの国や地域で新たな行動を起こしていきます。