今週の土曜日は、中山競馬場で中山牝馬ステークス(GIII・芝1800m)が行われます。

 過去10年の中山牝馬Sでは、前走4角9番手以内の馬が9勝2着8回3着5回と良績を残しています。特に前走4角5番手以内だった馬に関しては、複勝回収率113%と優秀な成績となっていますので注目したいところです。

 このような傾向となっている要因は中山牝馬Sのレース傾向や条件にあると考えられます。

 過去10年の中山牝馬Sでは4角9番手以内の馬が10勝2着11回3着6回となっています。中山牝馬Sで好走するためには勝負所である程度の位置にいる事が必要不可欠と言えますので、前走の時点で同じような競馬をしている馬に分があるのではないでしょうか。

 また、今回の舞台となる中山芝1800mは内回りで器用さが求められますし、中山の直線は310mと長くはありませんので、後方から運ぶ馬にとっては不利な条件である事も先述したような傾向を生んでいる要因と言えそうです。今年の中山牝馬Sでも前走の位置取りに関してはしっかりとチェックし予想を組み立てたいところです。

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 昨年の中山牝馬Sでは【注目の穴馬】のサトノセシルが3着に好走。先週のチューリップ賞では【残った馬】のスウィープフィートが5番人気で優勝!

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 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走2000m以上で前走4角10番手以下(ただし、前走上がり2以内の馬は除く)
[0-0-0-19]複勝率0%
該当馬:キタウイング、ククナ
(過去の該当馬:18年マキシマムドパリ1番人気12着、17年ビッシュ3番人気10着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるククナが該当しました。

 先述したように良績を残しているのは前走4角9番手以内の馬であり、前走4角10番手以下の馬は劣勢。特に前走芝2000m以上だった馬は低迷しています。人気馬でもデータに該当した馬は軒並み凡走している事からククナの好走にも黄色信号が灯ります。

 前走2000mだった馬は当然ながら今回距離短縮となります。距離が短くなれば道中のスピードは速くなりますし、前走よりもいい位置から運ぶのは難しくなります。よって、勝負所でも好位置につける事が出来ないために結果を残せていないと考えられます。

 ククナの前走での4角での位置は10番手。上がりは3位以下となっていますので、過去の傾向からは好走する可能性は低いと言えます。

 また、今回は勝ち鞍を挙げられていない1800mである事や、前走からの斤量増など不安要素を抱えての出走となります。人気ほどの信頼は置きづらい印象ですし、思い切って本馬の評価を落とす事も的中に近づくひとつの手かもしれません。

 はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『パーフェクト消去法』を是非お役立てください。


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