史上2人目の偉業にチャレンジだ。中内田充正調教師がクイーンズウォーク(牝3)で桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)の連覇を狙う。

 中内田調教師はこれまで桜花賞に5頭を出走させている。19年には1番人気のダノンファンタジーで4着。20年には2頭出しでクラヴァシュドールが4着、リアアメリアが10着と悔しい思いをしたが、昨年のリバティアイランドで初制覇を果たした。今年はクイーンC覇者のクイーンズウォークで参戦。勝てば53年にカンセイ、54年にヤマイチで制した尾形藤吉元調教師以来、70年ぶり2人目の桜連覇となる。

 阪神マイルには圧倒的な実績がある。JRA通算399勝のうち、コース別で断トツの28勝。JRA重賞の39勝中9勝、同じくGIの8勝中6勝をこのコースで挙げている。

 盟友・川田将雅騎手とのコンビでは、先週のドバイシーマクラシックにリバティアイランドで参戦。1番人気に支持されたが、まさかの3着に終わった。それだけに今週こそは─。クイーンズウォークで連覇を果たし、少しでも悔しさを晴らしたい。