仏1部スタッド・ランスに所属する日本代表FW伊東純也(31)が、「遠征中に自宅が空き巣窃盗の被害に遭った」と地元メディアが報じた。

 報道によると、日本時間31日の敵地リヨン戦出場で留守にしていた伊東の自宅から「現金1万ユーロ(約163万円)に高級時計、高級バッグが盗まれた」という。

 サッカー選手を狙った同様の窃盗被害が仏で横行しており、スタッド・ランスでもここ4年で3件報告されているのだ。

 伊東といえば1〜2月にカタールで開催されたアジア杯期間中に「性加害疑惑騒動」に巻き込まれ、途中離脱後は日本代表に招集されていない。加えて空き巣に遭うとは踏んだり蹴ったりだ。

 そもそも洋の東西を問わず、サッカー選手は空き巣のターゲットになることが多い。遠征日には、選手はピッチの上でボールを追いかけ、妻子はスタンドで声援を送っている。留守番がいない限り自宅は100%もぬけの殻だからである。

「元ブラジル代表DFチアゴ・シウバは、仏の強豪パリSGに在籍当時、寝室の屋根から空き巣に入られて100万ユーロ(当時約1億3000万円)の金品を盗まれた。リバプールが英プレミアを制して優勝セレモニーをやっている最中、元ブラジル代表MFファビーニョは現金や貴金属などをごっそり盗まれ、ガレージも荒らされてアウディ社の高級スポーツカーも消えていた」(サッカー関係者)

 1994年米国W杯の前、ブラジル代表のエースFWロマーリオの父親が誘拐され、7億円(当時)もの身代金を要求された。

 そこでロマーリオは気丈にも「父を解放しないとW杯に出場しない」と誘拐犯に向けてメッセージを送ると6日後、父親は無事に保護された。

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森保Jは性加害醜聞による伊東の離脱に加え、久保建英も1日の肉離れにより今後の参加が不安視されている。久保が欠けた場合、日本代表が直面する課題とはーー。

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