ハワイに渡った県系一世の詳細な資料が記録された「幻」とされる本が県立図書館の調査で発見されました。

今回、県立図書館の調査で発見されたのは、1941年に出版された「布哇沖縄県人発展史」でハワイの県系移民40年の歴史や、3542人の県人の住所などが記録されています。

1941年に八重瀬町出身のハワイ県系一世親泊義良が出版したもので東京で印刷されましたが、横浜の倉庫で戦禍に巻き込まれ流通しなかったものが和歌山県の図書館に保管されていることがわかりました。

県立図書館大宜見勝美館長「この資料にはハワイ移民一世たちの人生が詰まっていますまた次の世代への期待を込め、移民一世歴史を残すことに尽力された著者や関係者の思いも詰まっています。」

本の複製は県立図書館で閲覧する事ができます。