俳優の篠原涼子とお笑いタレントのバカリズムがW主演するフジテレビ系金9ドラマ『イップス』(毎週金曜 後9:00)の第2話が、19日に放送される。既に藤原季節&細川岳の出演が決定しているが、藤原演じるインフルエンサーの犯行シーンが19日に初解禁となった。生配信中に相方をあやめる “生殺人”を実行する姿を公開。カラオケ店のトイレ×謎の粉で生殺人という、今回も予測不能の“変な”事件になりそうな予感を抱かせる。

 本作は小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事・森野徹(バカリズム)という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。絶不調なバディが補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。

 第2話も第1話と同じく、ミコと森野のサボり場所が殺人事件の現場となる。それぞれの仕事から逃避するためにカラオケ店に来ていた2人は、十八番(おはこ)の曲を熱唱中。同じ頃、別の部屋では人気コンビインフルエンサー・悪童エクスプレスが、結成記念日を祝した緊急生配信の準備をしていた。悪童エクスプレスのよっちゃん(藤原)とチョロ(細川)は、活動初期は尖(とが)った企画の動画で人気を得ていたが、現在は金稼ぎのことばかり考えて企業案件だらけ、さらにはヤラセにも手を染めていた。

 しかしそんなコンビの方向性に嫌気が差していたチョロは、よっちゃんにヤラセを告白するよう提案。一方よっちゃんは安定した再生回数と企業案件で稼ぎたいため、ファンに対して正直でいたいと融通の利かないチョロのことを疎ましく思い殺人を決意。そして生配信中に相方を“生殺人”してしまうという前代未聞の展開に。さらには”相方を亡くしてかわいそう”だと同情を買ってさらに再生数を稼ごうとする。多くのファンが配信を見ているだけでなく、同じ店内に“絶不調バディ”がいる状況でどうやって犯行に及ぶのか。

 ヒントとなるのは、瓶詰めされたとある粉。よっちゃんは、店のトイレにある粉を混ぜ入れるのだが、その行動がどう生殺人に結びつくのか。ミコと森野のすぐそばで事件が発生するため、2人が容疑者のアリバイの証人になってしまう今回。例にもれず今夜もイップスの症状が出てしまう森野とミコは、何を手がかりに解決していくのか注目だ。

■第2話あらすじ
 “書けなくなった”ミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)は、“解けなくなった”警視庁捜査一課の刑事・森野徹(バカリズム)に小説にしたら面白そうな事件があれば教えて欲しい、と頼む。サウナ施設で起きた殺人事件の現場に立ち会った際に、久しぶりに小説が書けそうな気がしたらしい。

 そんな中、森野は後輩刑事の樋口一之(矢本悠馬)から、事件現場に来るよう連絡を受ける。とりあえず現場へと向かう森野だが、どうしても規制線の中に入ることが出来ず、カラオケボックスに逃げ込んでしまう。偶然同じ店を訪れていたミコは、森野の姿を見つけ、一緒にカラオケをすることに。

 同じころ、ミコたちと別の部屋では、過激な企画で人気のコンビインフルエンサー『悪童エクスプレス』の“よっちゃん”(藤原季節)と“チョロ”(細川岳)が、緊急生配信を行おうとしていた。チョロは、企業ウケしそうなネタばかりやり始め、ついにはヤラせにまで手を染めたよっちゃんに不満を抱いており、生配信の中でヤラせのことを告白するよう、よっちゃんに約束させていた。そんなチョロのことが邪魔になったよっちゃんは、自殺に見せかけて彼を殺そうと計画。生配信中に酔って具合が悪くなったチョロをトイレに連れて行き、ある方法で殺害する。よっちゃんは「チョロが自殺した」と生配信で報告する。