今年デビュー50年を迎える太田裕美さんが、1月28日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)に出演しました。 今回のインタビューは、1月8日に名古屋国際会議場センチュリーホールで開催された『青春のグラフィティコンサート2024』の楽屋で行われました。 最初の話題はデビュー当時から変わらない太田さんの姿について。

     

あの人だけ卑怯

小堀「変わらないってみんなに言われますでしょう?」

太田「本当にありがたいお言葉ですが、すごい変わってるから(笑)」

小堀によると、太田さんが参加している3人ユニット「なごみーず」の伊勢正三さんと大野真澄さんはこう言っていたそうです。

「卑怯だよなあ。あの人だけどうして変わらないんだろう?」

太田「そんなことないですよ。女も大変なんですよ(笑)」

特異な立ち位置

太田さんは今年の11月1日、「木綿のハンカチーフ」でデビューして50年となるそうです。

いったん音楽活動を休止してニューヨークに留学したり、結婚して子育て期間もあったそうですが、歌はその間も忘れられることはありませんでした。

小堀「ずっと長くエンターテインメントにいさせてもらってる側から言うと、芸能界、いろんな移り変わりがあるんだけれども、太田裕美さんは特異な立ち位置ですよね」

小堀は太田さんのことを「フォークと日本のポップスと歌謡曲の全てを行き来して橋渡しをしているような存在」と評します。

太田「デビューの頃はあちこちに顔を出してるから『この子は一体どんな子なの?』って思われたみたいです(笑)」

フォークのコンサートや学テレビのバラエティー番組出演など、非常に活動フィールドが広かった当時の太田さん。

太田「過ぎてしまうと、やりたいことが何でもやれたのと、そのおかげで時代の先を行ってた感じがします。今はジャンルが関係なくなってきてますからね」

やっぱり気になる身体の話

今回『青春のグラフィティコンサート2024』のステージでは、太田さんが自宅の家電製品が壊れたという話をしました。
年末に洗濯機、お正月にはオーブントースターが相次いで壊れたそうです。


小堀「うちも年末に炊飯器がダメになって、その後にあちこちの蛍光灯が切れました」

太田「人生でも何でもそうだけど、重なる時って重なるんだなって思いますよね」

家電が古くなって壊れるから、人間も古くなっていろんなところが壊れるという話に移っていきました。

小堀「人間ドックは毎年ドキドキしますね。年々数値が赤丸急上昇で、あら〜ってなりますね」

太田「まあ身体はボロボロなんですけど(笑)、心はピカピカな感じでいきたいですよね」

等身大の太田裕美

太田さんには、松本隆さん作詞・筒美京平さん作曲の「木綿のハンカチーフ」や、松本隆さん作詞・大瀧詠一さん作曲の「さらばシベリア鉄道」などのヒット曲があります。

小堀は、今回のステージで聴いた「桜月夜」に感銘を受けたようです。この曲は太田さん自身が作詞・作曲を手掛けています。

小堀「イーグルスとかザ・バンドとか好きな世代としてはカントリーブルースっぽい感じがあって、めちゃめちゃいいなと思いました」

太田「今までの太田裕美っぽくないけど、自分の好きなルーツで作った曲なんですよね。だから本当に等身大。これからも等身大で皆に褒められるような曲ができたらいいなと思ってます」

小堀「等身大のアイドルアーティスト」

太田「もうアイドルじゃないですから(笑)」

笑いながら否定する太田裕美さんでした。
デビュー50周年の今年はアルバム制作、コンサートなど精力的に活動するそうです。
(尾関)