Xie Yu Scott Murdoch

[香港/シドニー 27日 ロイター] - 中国の不動産大手、碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)の債権者が清算を申し立てたことを受け、同社が清算に関する分析を実施するため、米リスク助言会社クロールを起用したことが複数の関係者の話で分かった。

クロールは、独立した事業精査を行った後、清算シナリオに基づく債権回収率を評価する見込みという。

碧桂園は先月、16億香港ドル(2億0450万米ドル)相当のタームローンの不払いに関連し、債権者から清算の申し立てを受けたと発表。5月17日に法廷審理が予定されている。

関係者によると、クロールの分析は初期段階にあり、債権者が結果を得るには数カ月かかる可能性がある。

また、碧桂園は資本構造や流動性ポジションを分析し、「総合的」な解決策を策定するため、KPMGと法律事務所シドレー・オースティンをアドバイザーに起用したが、クロールの役割はこれらとは異なるという。

碧桂園とKPMGはコメントを控えた。クロールはコメント要請に応じていない。