[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)外相は18日、ヨルダン川西岸でパレスチナ人住民への暴力に関与した入植者らに制裁を科すことで基本合意した。また、イスラム組織ハマスへの追加制裁でも合意した。

米国と英国はパレスチナ住民に対する暴力に関わった入植者に既に制裁を科しているがEUもこれに続く。

EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表はブリュッセルでの外相会談後記者会見し、「実務レベルにおいて妥協案で合意できた。早期採択に向け作業が進むことを期待している」と説明した。

国際社会の関心は主にハマスによるイスラエル襲撃とそれを受けたイスラエル軍とハマスの戦闘に集まっている。一方、EUはハマスによるイスラエルの奇襲以降、ヨルダン川西岸でパレスチナ住民に対する暴力が増えていることにも懸念を強めている。