Stephanie Kelly Deborah Gembara

[ロサンゼルス 20日 ロイター] - 米大統領選に無所属で出馬している弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏は18日、ロサンゼルスの自宅兼事務所でロイターのインタビューに応じ、イスラエルを強く支持すると表明するとともに、バイデン大統領が取り組んでいるパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止の必要性に懐疑的な見方を示した。

ケネディ氏はイスラエルについて、イスラム組織ハマスの挑発にガザへの攻撃で正当に対応した「道徳的な国家」だと指摘した。

バイデン氏も昨年10月7日のハマスによる攻撃以降、イスラエルを強く擁護しているが、最近はガザにおける人道危機に歯止めをかけるとともに、人質解放と救援物資提供のための休戦へ向けた取り組みを強化している。

ケネディ氏はガザでの休戦を支持するかとの質問に「それが現時点で何を意味するのかさえ分からない」と答えた。

同氏は、これまでの休戦は毎回、「ハマスが再武装し、態勢を立て直し、新たな奇襲攻撃を仕掛けるために利用されてきた。今回は何が違うのか」と問いかけた。

ケネディ氏の選挙公約には、自宅を購入しやすくする措置や企業向け補助金への厳格な対応などが盛り込まれており、バイデン氏とトランプ前大統領の両者に距離を置く有権者から一定の支持を得ている。

最近のロイター/イプソス調査によると、有権者の支持率はケネディ氏が15%、バイデン氏が39%、トランプ氏が38%となっている。

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