[1日 ロイター] - ウクライナ軍は1日、ロシアが今年に入りウクライナの首都キーウ(キエフ)への攻撃で極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」を5発使用したと明らかにした。

通信アプリ「テレグラム」で、キーウには今年に入り180回以上のミサイル攻撃やドローン攻撃を受けたと述べた。

ロシアによると、ツィルコンは海上発射型ミサイルで、射程は1000キロ。音速の9倍で飛行できる。軍事専門家は、防空の対応時間が大幅に減り、大規模な目標を攻撃できる可能性があると指摘している。

プーチン大統領はツィルコンを比類のない次世代兵器システムの一部と位置付けており、2月29日の年次教書演説でツィルコンを実戦で使用したことを認めた。