Ben Blanchard

[台北 1日 ロイター] - 台湾の蔡明彦・国家安全局長は1日、頼清徳副総統の今月20日の総統就任後に中国が軍事演習を実施する可能性を警戒していると述べた。

議会で記者団に対し、台湾海峡の安定維持は中国を含む国際社会全体の利益だと強調した。

また、次期政権の対中政策に影響を与えようと中国は現時点で台湾に対しアメとムチを用いているとした。

その上で「5月20日以降、6月から11月にかけて(中国が)定例軍事演習を行うことに特に注意する必要がある」とし、国家安全局は中国がこの時期を利用し、台湾に一段の圧力をかけるため軍事演習を行うかどうか注視していると述べた。